地震や台風など、自然災害の多い日本。
いざという時にも、安定的にエネルギーを確保できることが大切です。
過去の実績からも、LPガスは「災害に強い」ことが実証されています。
復旧が早いから、
災害が起こっても安心
LPガスは各家庭に設置される「分散型エネルギー」のため、一戸単位で調査・点検ができ、原因究明と復旧をスムーズに行うことができます。
東日本大震災では、都市ガスより12日、電気より58日早く全面復旧しました。また、配管が短いため、LPガスは災害時にも止まらず使えたという声も多く届きました。
家庭で備蓄・運搬が
できるエネルギー
通常、LPガスボンベは一戸につき2本設置しています。つまり、家庭に”ガスの備蓄”がある状態です。もしもの時、片方の容器が空になっても、自動的にもう片方の容器を使用するように切り替わります。また、LPガスは運搬も容易なため、緊急のエネルギーとして避難所や仮設住宅などでも活躍しています。
事故が起こる
確率も低いんです
LPガス販売事業者は、液化石油ガス法に基づいた設備点検を万全に行うように義務付けられています。また、安全器具の普及もあり、事故被害は年々減少傾向にあります。
災害時の対策
異常があった場合は、至急LPガス販売店または保安機関へ氏名・住所・状況などをお知らせください。
再びガスを使うときは、必ずLPガス販売店または保安機関の点検を受けてからお使いください。
-
火災のとき
容器バルブを閉め、消防署員などに容器の位置を知らせて、後の処理を頼んでください。
-
地震のとき
火をすべて消し、ガス栓、器具栓を閉めてください。揺れが大きいときは、おさまった後で戸外の容器バルブも閉めてください。
-
台風・洪水の
恐れがあるとき容器バルブを閉め、容器が倒れたり流されたりしないか、しっかりと固定されているかを確かめてください。
容器バブルの締め方
容器バルブは、時計回り(右)に回すと閉まります。
災害時に容器バルブを閉めることで、二次災害の防止にも役立ちます。
マイコンガスメーターの復帰方法
マイコンガスメーターがガスを自動的に遮断した場合、次の方法で復帰させることができます。
手順1ガス栓・器具栓をすべて閉める
災害のときに容器バルブを閉めることは、二次災害の防止にも役立ちます。
容器バルブを閉めるときは、時計と同じ右に回すと閉まります。
手順2復帰ボタンを押す
マイコンガスメーターの復帰ボタンを押してすぐに離します。
その後、1~2分お待ちください。
手順2赤ランプ(または液晶)の
消滅を確認する
復帰ボタンを押した後、ガス漏れがないかどうかをマイコンメーターが安全確認をしています。異常がなければ、赤いランプ(または液晶)の点滅が消え、ガスは元どおり使用できます。
正常に復帰しない場合や不明な点がある場合には、LPガス販売店にご連絡ください。
もしもガスが漏れたら
ガスのにおいに気付いたり、ガス警報機が鳴ったりした場合は、次の点に気をつけて行動してください。
室内の火は全部消す
室内の火はすべて消してください。マッチをすったり、タバコを吸ったりしないでください。
ガス栓・器具栓を閉める
コンセントやスイッチに触れない
火花が出て、着火する恐れがあります。
※換気扇は絶対に回さないでください。すでに回っている換気扇は、そのままにしてください。
扉や窓を開ける
風通しを良くするため、扉や窓を十分に開けて、ガスを屋外ヘ追い出してください。
※LPガスは空気より重いため下に溜まります。特に下方の風通しを良くすると効果的です。
LPガスのよくある質問
- カセットコンロ用のボンベ(カセットボンベ)の処分方法を教えてください。
- ガスを使い切ってから、自治体が指定する方法に従って処分してください。
未使用・中身が残ったガスボンベの処分については、メーカーへお問い合わせください。
※ねずみ色の容器(家庭用LPガス用ボンベ)の処分については、容器に記載されている事業者または協会へお問い合わせください。